5周年記念8連続ミニ個展 vol.7 洋屋木工展

洋屋さんは、今年6月に国頭村から移転し大宜味村の喜如嘉翔学校にテナントとして入居。

作家の野田洋さんは、国頭村の木工家育成事業をきっかけに本州から移住。

木工ろくろを学んだのちに創業します。

作品の素材は琉球松に特化。

日本一木目が美しいと言われる琉球松ですが、野田さんは、その木目や香りや名称、つまり琉球松が持つ個性が好きなのだそうです。

木目の白いところは夏に、濃い部分が冬に育つ部分。沖縄の温暖な気候により、濃い部分が多いダイナミックな木目になるのが琉球松の特徴だとか。なるほど~~。

少し前には大きい琉球松が地元で多く流通していた時期があり、そのころ作られた一枚板のどっしりした座卓が北部の家庭には多くあるなど地元の人たちにとても親しまれてきた身近な素材なのだそうです。今では太い材料は少なくなっていますが、ぬくもりや温かみを感じられる、生活に溶け込む琉球松の作品を作っていきたいと話す野田さん。

以前は機械の設計の仕事をしていたので、もともとものづくりは好きだったとのことですが、ほかのことにチャレンジしようと腕試しの感覚で沖縄で木工を始めたこともあり、ほかにはないもの、新しいものを作りたいという意欲も強く、ろくろの技術を生かしたドーナツ状のパーツを組み合わせた斬新な作品などにも注目です!

2017年 第69回沖展でうるま市長賞受賞

2018年 第70回沖展で奨励賞受賞

2020年 第72回沖展で奨励賞受賞、準会員推挙

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