陶器 POTTERY
- あはんなばる工房(嶋原徳七)
- 古我知焼窯元(仲宗根隆明・志野)
- シーサー陶房大海(大海陽一)
- 螢窯(山上學)
- 菅原窯(菅原謙)
- 陶藝玉城(玉城望・若子)
- やきものいちば(大石政延)
あはんなばる工房 (今帰仁村)
嶋原徳七 Toru Yonashiro
民芸の素朴さ、壷屋焼独特の白化粧の温かい肌を基礎にして、土作りから窯たきまですべての手作業を大切に、登り窯ならではの土味が出るものを作っていきたいと励んでいます。
1949年 大阪府堺市に生まれる
1975年 沖縄県に移住し、陶芸の世界に入る
1982年 読谷村字渡慶次にて独立、開窯
1987年 今帰仁村に移住し、登り窯で今帰仁焼きを始める
1999年 沖縄県工芸公募展 奨励賞 受賞
沖縄県工芸デザインコンペ奨励賞 受賞
九州・山口陶磁展 熊本放送賞 受賞
現在は那覇空港内お土産店を始め沖縄各地で出展
Shimabara starts his pottery practice in 1975. His works are based on the simplicity of Mingei and the warmness of the white mud that is typical of Tsuboya-yaki.
古我知焼窯元 (名護市)
仲宗根隆明 仲宗根志野 Takaaki & Shino Nakasone
「古我知焼は、沖縄古窯の一つで名護市の古我知部落(旧羽地村の奥)で1800年代の初めまで焼かれていたと推定されています。昔は、地域での生活必需品として使われていましたが、現在は窯についての情報はほとんどないとのこと。それを復興するため、古我知焼の伝統を意識し現代のニーズにあったやきものを親子で作っています。」
工房横の広大な直売ギャラリーを訪ねたところ、伝統を意識するとしながらも、作られる作品は刻々と変化していることが見受けられました。同じものをずっと作り続けるのではなく、つねに新しいもの作りたいという創作意欲があふれるタイプの作り手さん(親子で!)です!
ギャラリーに置いてある品は種類豊富で、行くたびに新しい作品を発見してしまうので、何度でも足を運びたくなってしまいます。独自のスタイルをもつユニークな窯元さんです♪
Started a workshop to restore Kogachi-Yaki, one of the oldest kilns in Nago, which is said to have been active until the beginning of the 18th century. Joined by his daughter, their works are more mordern and attracts young people.
<工房&ショップ>
名護市我部祖河916 0980‐52‐0727
シーサー陶房大海 (大宜味村)
大海陽一 Yoichi Ohgai
1968年 東京、葛飾に生まれる
1993年 壺屋焼窯元 島袋常秀氏に師事
1998年 独立。本部町にて穴窯を築窯
2003年 大宜味村に移転
「壺屋焼で学んだシーサーを中心に作陶しています。
すべての作品を一点一点手びねりで形成していますので、それぞれに表情があります。
伝統的な登り窯焼成による作品や沖縄の赤瓦の土を使った素朴な風合いの作品、
また、家の守り神としてのシーサーだけではなく、身近に置ける香炉なども制作しています。
ご希望に応じてご注文も承っております。」
伝統的な、魔除け感あふれるシーサーも迫力ありますが、口から煙が出る香炉や、ヤギやカニなどのやんばるローカルな里の生き物をモチーフにしたおちゃめな作品も人気です。このおちゃめさが、迫力のシーサーにもにじみ出ている気がするのは私だけでしょうか。
シーサーは購入する人にも似ているといわれています。このシーサーに心魅かれるあなたもきっと面白い人なのでしょう。
Hand-built shisas fired in a traditional wood kiln (noborigama).
★工房内直売スペースあり(要事前連絡)
大宜味村津波1971-678 0980-44-242
螢窯 (大宜味村)
山上學 Manabu Yamagami
瑚礁を模した「花珊瑚」、海面に映し出される世界を表した「海面鏡」「アコークロー」シリーズなどに取り組む。常に新しい領域を模索していきたいタイプの作家。
1959年 大阪市に生まれる
1981年 京都工業試験場陶磁器科終了
1984年 インターナショナル美術学校版画家卒業
1986年 茨城県笠間市にて独立
1989年 栃木県茂木町に工房移転。登り窯築窯、屋号「螢窯」
2004年 7月、沖縄県大宜味村に移転
展示会を中心に工芸、美術活動を東京、大阪など全国各地で展開
He created patterns of his own such as “Flower Coral” which is a reproduction of vivid corals, and “Ocean Mirror” which expresses the world’ s reflection in the coral ocean of Okinawa.
直売ショップ:ギャラリーTATI
菅原窯 (大宜味村)
菅原謙 Ken Sugawara
「大阪生まれ。沖縄県立芸術大学卒後、京都で陶工としてのキャリアを開始。
その後、沖縄に戻り読谷などで経験を積み、2013年に沖縄県大宜味村にて独立。
近くの山などから採れる土で粘土づくりを自ら行い、蹴(け)ろくろを使うなど、昔ながらの製法にこだわり品を造り続けている。
大きな9連の登り窯、大宜味窯を所有する4工房のひとつ。」
粗めの土とラフな作風が人気の菅原窯ですが、現代人の目には原始的とも映る製法にこだわり、それを苦とするどころか嬉々としてやっているようにみえてしまうところが変態的(ほめことば)で最大の魅力だと勝手に思っております^^
Committed to traditional Okinawan pottery, he produces clay by himself, using soil from the mountains nearby, uses a kick wheel, and fires pieces in a wood kiln.
陶芸玉城 (大宜味村)
玉城望 玉城若子 Nozomi Tamaki, Wakako Tamaki
2000年に夫婦で大宜味村に登り窯を構える。
大胆な唐草文様や幾何学模様、掻き落しやタックヮーサー(盛付)など、壺屋焼きの特徴的技法を駆使した素朴でダイナミックな作風は高い評価を得ている。
雑器からシーサー、超大物まで幅広く手掛ける。
2014年には9連の登り窯「大宜味窯」を4工房共同で築窯。
やきものいちば (大宜味村)
大石政延 Masanobu Oishi
独特の感性から生まれる作品は常に変化し、次に出てくる作品がいつも楽しみな作家さんです。
キャラは、肩の力が抜けてる癒し系♪
1973年 大阪府堺市に生まれる
1992‐94年 アルバイトをしながら海外を回る旅へ
1994年 栃木県益子町陶芸の道に
2011年 沖縄県大宜味村に移住
Masanobu used to live as a lifegrard in summer, a potter the rest of the year, but he started to focus on pottery this year.
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